GWはぜひ蓼科へ
蓼科に遅い春がやってきた。
繰り返す寒波の到来と大雪で、なかかな来そうで来ない春が、 やっと、やってきた。
温かい日に、蓼科高原芸術の森の彫刻公園を歩いた。
北村西望やロダンなどの彫刻がたくさん展している。
北村西望は、長崎の平和祈念像で有名な、日本を代表する彫刻家である。
たくさんの作品があるが、ぼくが好きなのは「笑う少女」。
小さな子どもが、うふふ、と笑っている。
おばあちゃんのような顔にも見える。
うふふ、と笑う向こう側に、もっと重い、いずれやってくる人生のしんどさを、それでもなんとか笑っていられるよと言い切っているような、見事な少女の笑いである。
もう一つの大好きな作品は、「将軍の孫」。
北村西望の孫がモデルではないといわれている。
ゴールデンウイークには、ぜひ、蓼科で芸術に触れてみるのをおすすめしたい。
彫刻公園を散策したら、マリー・ローランサン美術館を訪ね、20世紀初頭のパリの空気を想像してみてはどうだろう。
こんな田舎の小さな美術館に、500点ものマリー・ローランサンの作品があり、びっくりする。
いつ行っても違う絵が展示されている。
マリー・ローランサンの絵と、彫刻が一緒に見られるチケットもある。
芸術を鑑賞した後は、三井の森の尖石考古館で日本最古の国宝、縄文のビーナスをみる。
考古館の裏庭にある、美しい雑木林を散策するのもいい。
縄文人の声が聞こえてきそうな森である。
ガーデンキッチン歩庵でランチを食べるか、おそばがいい人は登美がおすすめ。
ぜひ、ゴールデンウイークは蓼科へお越しください。
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御柱祭の様子が動画像でご覧いただけます。
右側の画面をクリックしてみてください。
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