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2010年4月 6日 (火)

景気が動き出した

4月2日、御柱が八ヶ岳のふもとから動き出した。
祭にわく空気のなか、日本の景気もそろりそろりと上がり始めている。
いい風が吹いてきた。

株価は1年半ぶりに、1万1000円を超えた。
2008年10月に株価が暴落した後、7000円台からじりじりと上がってきた。
ぼくは、二番底をずっと心配していた。
むしろ、二番底が来たほうがいいとも思っていた。
二番底の後、必ず上がるからである。
だが、この様子では大した二番底なしに、このまましばらく上昇局面を迎えると思う。

景況感が4期連続で改善している。
新車の販売台数が、7年ぶりに増加した。
軽自動車を除く新車販売台数は、前年度比10%増で、318万台に伸びたという。
自動車が売れれば、その部品メーカーも動き出す。
長野県などはその部品メーカーが多い。
長野県の製造業も15ポイント上昇し、実質的な改善の兆しを見せはじめた。
みんな不安感をもっているが、数字上では明らかな改善を示している。

この3月、アメリカでもトヨタの車の売れ行きが30%アップしている。
アメリカでのトヨタ・バッシングも終わったとみていい。
「プリウスが暴走する」なんて、なんだかマジックのような話。
これに対して、きちんとエビデンスをもって説明する能力をもてなかった企業の非力であるが、アメリカ国民もいい車はいいと、やっとわかってきたのではないか。
これも、大きなサインである。
アメリカでトヨタの車が売れはじめ、日本の国民もトヨタの車を買ってあげる。
ヨーロッパでも、当然、もう一度V字改善ができるはず。

第一生命の上場もムードを上げるのにはいい。
時下総額1兆6000億円。
突然のボーナスみたいなものをもらう人たちが出た。
このうちの何割かがお金を使えば、経済が回りだす。

株価の二番底を懸念していた人たちも、これで買いに回れるだろう。
勢いが出てくれば、外国人投資家たちも入ってくる。
そして、ちょうどいい時期に、批判はあるが、高校無償化や子ども手当てなどが子育て世代を潤す。
この子育て世代の国民も、4月から6月にかけて、お金を使うという局面も期待できるだろう。
極力、貯金に回さずに、みんなが元気よくお金を使うことが大切。
とにかくお金を回転させること。
それが、社会を活性化させ、若者の雇用を生み出すムードにつながっていく。
そして、さらに壊れかけていた分厚い中流を修復できる。

この絶好の時期に、政治の主導体制を変えることができれば、一気にこの国は元気になる。
まず小林議員は辞職し、首相か幹事長が責任をとって交代すべきだ。
新体制をつくりだせば、日本は一気によくなると思う。

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