中国から来た看護師
厚生労働省は3月26日、経済連携協定に基づき、インドネシアとフィリピンから受け入れた看護師候補者3人が国家試験に合格したと発表した。
だが、ぼくたちの諏訪中央病院看護専門学校では10年ほど前から、中国からの留学生を受け入れて、優秀な看護師を育てている。
『空気は読まない』(集英社)に、張麗麗(チャン・リーリー)という中国の女の子のことを書いた。
2009年の卒業生だ。
彼女は、中国から来たばかりのとき、自分はサボテンのようにトゲトゲしていたと語った。
「しかし、みんなと過ごすうちにマシュマロになった」
自意識が強く、自分の意見を主張して、周りのみんなを傷つけたが、日本のあたたかな空気に染まって心がやわらかくなったことを、彼女は「サボテン」と「マシュマロ」にたとえて話したのだ。
彼女が、在校生として卒業生に送った送辞の言葉は、涙なしには読めない。
中国からやってきた女の子が看護師になった話を読んでほしい。
泣けます。
写真は、08年夏に、張麗麗と
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