診療報酬の話
ニュースエブリィの鎌田の「がんばらない」コーナーで、診療報酬のことについて解説した。
こんな内容だ。
4月1日から診療報酬が0.19%アップされた。
たとえば、5歳の女の子が2割負担の場合、発熱で夜間、救急外来を受診すると、自己負担額が2070円から2170円に上がった。
負担額はあまり大きくなっていないが、今回の改定の特徴は、病院医療の崩壊を防ぐために、救急や産科、小児科、外科など、医師不足のところに重点的にお金の配分が行われた点にある。
難しい手術では、外科の手術料が30%近くアップされている。
しかし、高額療養費制度があるので、約8万円を超えると、それほど自己負担は増えないですんでいる。
再診料が大幅に見直された。
病院では、600円から690円。
診療所やクリニックでは、710円から690円。同じ額に統一された。
診療所やクリニックで再診料を20円マイナスすることで、日本全体では200億円の医療費を減らすことになる。
病院での90円プラスは、病院全体の収入が180億円増やす。
病院の収入が増える仕組みがつくられた。
診療報酬を0.19%アップすると、国民負担は700~800億円の増加となる。
だが、同時に薬価の切り下げが行われ、5000億円ほど削減。
その分を病院医療に4400億円充てた。
わずかではあるが、そうすることによって、病院が存続できるようになった。
開業医たちも夜間に電話連絡などができるようにすると、地域医療に対するコストとして再診料を30円アップすることができるため、再診料の20円マイナスをカバーすることができる。
患者さんたちも、開業医の主治医と夜間でも連絡がとれるようになり、安心できる。
軽い発熱程度で病院に駆け込まなくてもよくなり、病院も助かる。
今回、わずかな診療報酬のアップであったが、病院崩壊を救う一歩になったと思う。
新政権はドジの連続であるが、この診療報酬の改定はお金がないなかで上手なコントロールをしたと評価してもいいと思う。
本日22日、ニュースエブリィ(日本テレビ系、16.53~19.0)に出演する。
ぜひ、ご覧ください。
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