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2010年5月10日 (月)

地下の野菜工場

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安奈淳さんと日本呼吸器病学会の市民公開講座で講演した。
会場は、京都国際会議場。
前の晩、祇園のおすし屋さん「なか一」で、たけのこなどの旬の料理をおなかいっぱい食べた後、おすしを食べて満足。

当日、講演は午後からだったので、会場まで車で5分くらいのところにある、フランス料理のレストラン・フェアリーエンジェル北山店に行った。Img_1537
地下に野菜工場があるというお店で、以前から行きたいと思っていた。

野菜は、地下のクリーンルームで、水耕栽培されている。
植物が育つには光と温度が大事だが、LEDライトを使って、人工的に昼と夜をつくっている。
もちろん完全な無農薬。
今は、水菜やレタスなどが作られていたが、種をまいて、だいたい14日で食べられるという。

レストランでは野菜は食べたいだけおかわりができ、ドレッシングかオリーブオイルを選べる。
やわらかくて、みずみずしい。
野菜だけでも食べる価値がある。Img_1523
今月12日発売の『ウエットな資本主義』(日本経済新聞出版社)では、エネルギー問題や食の問題を書いていて、野菜工場のことも簡単に取り上げている。
イラクやシリア、ヨルダンなどの砂漠に、こういう野菜工場をつくったらおもしろいなと思う。

ランチでは、鯛と野菜を組み合わせた料理など、いくつものの斬新な料理が出てきた。
店の雰囲気もいい。
地下の野菜工場は、希望すればみせてもらえるので、ぜひ見学してみるといい。

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