そらまめ
ぼくは、そらまめが異常に好き。
ご飯ができる間のほんのちょっとの時間、そらまめをゆでてもらえるとなんとも幸せな気持ちになる。
今年も、千葉県の館山からそらまめが山のように送られてきた。
東京医科歯科大学で恩師だった、故篠塚教授の奥様が送ってくれたのだ。
ありがたい。
今年は、ちょっとさびしくなる手紙がついていた。
85歳になります。
自分のことも十分ではなくなりました。
最後のそらまめになるかもしれません。
そんなことが書かれていた。
おそれ多い、もったいない、ありがたい。
ぼくはたくさんの人に大切にされてきた。
そのご恩をお返しすることも少ない。
ほんとうにありがたいと思いながら、手を合わせるような気持ちで、大好きなそらまめをしみじみといただいた。
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