ウエットな資本主義とカルロス・ゴーン
『ウエットな資本主義』(日本経済新聞社)が、週刊東洋経済に大きく取り上げられた。
ぼくが訴えたい新しい形の資本主義や、経済再生のキーワード「波」「回転」「フロンティア」について、わかりやすい質問をしてくれている。
精神医学者フロイトは、人間が成長するうえで大切なのは愛する対象がいることと、働くことと言っている。
働くことは大事だ。
若者に雇用を与えられない国家は二流国と思う。
愛する日本を二流国にしないために、どうしたらいいか、今後も考えていきたい。
資本主義経済を引っ張っていくうえで、リーダーの資質は大切だと思う。
日産のカルロス・ゴーンは、リストラやコストカットなどを行い、ぼくはあまり評価していなかった。
だが、新しいビジョンで働くときが来たと述べているのを見て、興味をもった。
日産は今年の秋、リーフという電気自動車を出す。
その戦略として、車だけでなく、その車に乗る人たちの生活を変えていく、と彼は言っている。
週刊東洋経済6/26発売号の記事を読むと、ゴーンのビジョンはなかなか素敵である。
リストラやコストカットを平然とやれるリーダーが、こういうロマンティクなことを言い出すと、会社は一丸となるはずだ。
ぼくの言いたかったウエットな資本主義という主張に、ゴーンの新しいビジョンはぴったり当てはまっているような気がする。
ぼくはかつて日産のフェアレディZというスポーツカーに乗っていたが、実に名車だった。
今年、日産は続々とモデルチェンジを迎える。
今後の日産に注目している。
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