予感
朝4時半に起き、カーテンを開ける。
夏のはじまりが、岩次郎小屋にもやってきている。
岩次郎小屋の最も大きなニセアカシアの木に、新しい芽がはじけるように芽吹いている。
緑がまぶしい。
一人前のコーヒーを半分、小さなカップに移し、岩次郎さんの仏壇に供える。
手を合わせたあと、昨夜、さだまさしさんからもらった『予感』を聴く。
出だしの「片恋」がいい。
「私は犬に叱られた」
笑ってしまった。
勝手に犬死なんていわせない、という。
まさしさん流の世界が広がる。
笑いながら聴いた。
「予感」
「季節が変わるように静かに押し寄せる波が、
しみるように、あなたで満たされている予感」
美しい出だしである。
静かな音楽にのって、ささやくように語られると、
なんか幸せの予感がする。
こうやってたくさんの曲を作り出し、人の背中を押してあげる。
なんともすごい人だと思う。
そこらじゅうに気配りをして、次々にアルバムを出す。
あふれるような好奇心が、彼の心をつき動かしているのだろう。
原田泰治さんの古希のお祝いでは、実行委員会の副委員長を務めた。
泰治さんは人を大事にする。
その泰治さんの絵にあこがれたさだまさしさんも、人を大事にする。
新しいアルバム「予感」を聴きながら、なんだかおもしろいつながりだなと思った。
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