鎌田劇場へようこそ!(45)
「小さな命が呼ぶとき」
ハリソン・フォードとブレンダン・フレイザーがかっこいい。
8歳と6歳の子どもが、ポンペ病であることがわかった。
世界で1万人程度という難病。糖原病2型ともいわれる。
グリコーゲンを分解する酵素の一つが、生まれつきないために、グリコーゲンが蓄積し、心臓の筋肉や手足の筋肉に萎縮がおこる。
歩けなくなり、やがて呼吸もできなくなる。
薬がないために、多くの子どもが9歳くらいで亡くなっていく。
そんな難病を抱える2人の子どもの父親(フレイザー)は、エリート・ビジネスマン。
子どもの命を救おうと、薬を開発し、製薬会社を興そうとする。
薬の開発に乗り出す貧乏な科学者を、ハリソン・フォードが見事に演じている。
2人は、薬の開発のために、投資家集団とかけひきし、熾烈な経済戦争に翻弄されていく。
しかし、経済を動かしているのは人間。
人間にあたたかい志があれば、経済もあたたかい方向へ動かすことができると感じた。
実話である。
命に対して、まじめに生きている。
人間ていいなあ。
家族っていいなあ。
本気で生きるってかっこいいなあ。
と感じる映画。
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