大卒就職率のトリック
ある日の読売新聞に、政府は今年の大卒者の就職率を91.8%と発表しているとある。
今年の春の就職予定者は約56万人と推定されている。
就職希望者37万5000人、就職した人は34万4000人ということから、91.8%という数字が出たようだ。
就職できなかった大卒者は、3万1000人という計算になる。
しかし、実際のところ、就職留年している人が7万9000人いる。
さらに、なかには、宙ぶらりんになることを恐れて、望んでいないのに大学院に進んでいる人もいる。
スキルアップするために、専門学校や大学院に通う人もいる。
この人たちは、就職希望者としてカウントされていない。
大事なのは56万人の就職予定者がいるのに、34万4000人しか就職できていないということだ。
社会人としてのスタート地点で、仕事がないというのはつらい。
なんとか経済をよくして雇用拡大をはかり、若者の就職の道をつくってあげないといけないと思う。
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