有意義な研究会
日本ホスピス・在宅ケア研究会に参加するため、鳥取に行った。
2日間の大会は、詩人の谷川俊太郎さん、作家の吉本ぱななさんが参加したり、臨床哲学の鷲田清一さん、いのちのスープの辰巳芳子さんの話があったり、演劇が上演されるなど実に有意義であった。
「緩和ケア」というテーマを、実に多方面から探り、大会長の徳永進さんをはじめとするスタッフが、心を砕いてつくりあげたことが伝わってきた。
ぼくのオープニングの記念講演は、午前の早い時間にもかかわらず、2000人の会場が満員だった。
「我々はどこから来たのか、我々は何者か~命の原点をみつめて」というテーマで、命の大きな流れの話をしながら、限りある命にどう寄り添うかを話した。
縦の人と人とのつながりとして、岩次郎さんや母のことを語った。
岩次郎は、津軽三味線が好きだった。
会場では、金澤流の家元・金澤栄さんが津軽三味線をひいてくれた。
会場は水を打ったように静まり返り、一瞬にして津軽三味線の世界に引き込まれた。
アンコールもあり、たっぷりと聞かせてもらった観客は、大満足だった。
上の写真は、砂丘に出たところ、全国から来た参加者から記念写真をとってほしいと撮影を求められて。
下の写真は、在宅ホスピス医の内藤いづみ先生と、金澤栄師匠。
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