チェルノブイリの悲劇を風化させてはいけない
チェルノブイリ原発事故後、小児甲状腺がんがウクライナ、ベラルーシ、ロシアの3国で多発している。
ベラルーシ国立医科大学がん科甲状腺センターのユーリ・ジェミチェク教授によると(彼はJCFの招待で日本に勉強にきている)、260万人以上の小児や青少年が放射線被爆をしたといわれる。
甲状腺がんの発症率は、世界では人口10万人当たり1.4に比べて、この地域では10.7と異常に高い。
原子力発電は温室効果ガスの排出をしないエネルギーとして、再び注目されている。
現在世界30カ国で、436基が稼動している。
建設中が53基、計画中が142基ある。
現実的に、エネルギーを原子力発電に頼らざるをえないとすれば、チェルノブイリで起こったことを風化させず、何が起こったのかを丹念に調べていくことが大切だと思う。
JCFは、来月8月2日から約10日間、放射能汚染がひどいゴメリ州一帯の調査を行う。
今年4月に来日して松本と京都で講演してくたれナージャ院長の病院も視察する予定だ。
ぼくも現地に飛ぶ予定だ。
ぼくらのこうした活動に対して、チェコの音楽家、ヴラダン・コチはCD「ふるさと~プラハの春」を出し、協力してくれている。
そのヴラダン・コチファミリーのコンサートが東京と山梨などで開かれる。
すばらしい演奏を、ぜひ生で聞いてください。
コンサートの詳しい情報はこちらへ↓
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-9447.html
【追記のお知らせ】
日本ホスピス・在宅ケア研究会の鳥取大会での様子
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-b68d.html
研修医教育システムの新しい試み
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-58ba.html
以上、2本追加記事をアップしましたので、ご覧ください。
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