元気になる旅
Tさんから手紙をもらった。
ある小冊子に鎌田との旅のことを勝手に書いたという。
「もちろん、ご自由に、心配ありません」と返事をした。
彼は、立てない、座れない、歩けない。
車椅子で旅をしている。
ハワイに1回、上諏訪温泉の旅に3回参加してくれた。
ぼくと行く旅は「背伸びをしなくても参加できる」という。
上諏訪の旅では、Tさんと一緒に1000発の花火を見たのが思い出深い。
病気や障害があっても、旅はできる。
そればかりか、旅を楽しむことで、元気が出る。
病気や障害との付き合い方がうまくなったり、意欲が増すことで、ときには病気や障害が軽くなったりすることもある。
「元気になった」という参加者の笑顔や声を聞くと、本当にうれしい。
ぼくも自分自身の年齢や健康のことも考え、そろそろボランティアの足を洗いたいなと思うこともあるが、「元気になった」というみんなの顔をみると、もうしばらく続けたいと思う。
今年10月には、上諏訪温泉の旅がある。
みんなで早朝ウォーキングをしたり、蓼科へ紅葉を見たり、原田泰治美術館に行ったりしてきた。
これまで、諏訪太鼓の演奏や、大村みのりさんによる叙情歌のコンサートなども企画された。今年の企画はまだ未定だが、心から楽しめものにしたいと思う。
ツアーの日程、内容が決まり次第、お知らせしたいと思う。
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