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2010年8月11日 (水)

チェルノブイリへの旅⑧

1991年、極寒の雪の平原で、寒さと怖さを味わい、生きた心地がしなかった。
もう絶対に来るのはやめようと思ったのに、あれから20年近くも続けている。

現地に来て、病気の子どもをもつお母さんたちに泣かれ、子どもたちからまた来てね、と言われるたびに、つい応援したくなってしまうのだ。

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写真は、15~19年前のもの。ミンスクの小児科医オリガ先生から「白血病の子どもを助けたくても、薬が足りない」と訴えられた

ぼくたちの活動の力となっているのは、現地の人たちとの交流ばかりではない。

出発数日前に、関西の方からあたたかい手紙をJCFにいただいた。
ご自分もがんと闘っているという。
賛助会員にならせてもらったとあった。
ぼくが、この方にはがきを書いたのが、きっかけだった。
ぼくのはがきをとても喜んでくれた。

この医療支援を通して、ぼく自身もあたたかな気持ちにさせていただいた。
1%はだれかのために生きる。
そんな人たちが集まっているからこそ、20年続けてこられた。

いよいよ今回の旅も終盤。
15時間の夜行列車でモスクワまで行き、13日には帰国する予定だ。

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15~19年前、夜行列車に揺られるカマタ

ベトカの放射能汚染地域の小さな村に逗留し、子どもたちを診察した様子などは、帰国後にご報告したいと思っています。

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今回は現地で更新できず、この数日のニュースはチェルノブイリに行く前にスケジュールの予定として書き込んだものです。

更新できる状態になったら、今回の新しいニュースをお届けしたいと思いますが、ご報告できるのは、おそらく帰国後になるかもしれません。

今後しばらくは、チェルノブイリに行く前に書きこんだものを掲載します。
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