この人に会いたい(28)湯浅誠さん
湯浅誠さんと会ってきた。
自立生活サポートセンター・もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長で、内閣府の参与をしている。
「パーソナルサポートサービス制度」について、内閣府に湯浅さんを訪ねた。
失業する人は複数の問題を抱えていることが多い。
相談する人は問題によって、社会福祉協議会へ行ったり、福祉事務所へ行ったり、ハローワークへ行ったり。はたまた失業のためにうつ病になれば、行政の保健師に会ったりする。
いろんなところをまわっている間に根気が続かなくなってしまう。
サポート体制が縦割りだったのだ。
「パーソナルサポートサービス制度」は、一人の担当者がすべての問題の相談役になり、それぞれの部門と連携しながら問題を解決していくというワンストップサービス。
秋からは全国5箇所でモデル事業として実施される予定だ。
失業して収入のない人には、生活保護を含めていろいろな福祉的サポートしないといけないが、それよりも就労に向かわせたほうが社会にとっても、本人にとっても、いいことだと湯浅さんは考える。
失業した人を排除する社会ではなく、再チャレンジができるような社会をつくりたいと抱負を語っている。
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