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2010年9月 8日 (水)

本音の対話

パレスチナ人のイスマイルさんは、息子アハメド君をイスラエル兵に殺された。
脳死となった息子の臓器提供に承諾し、アフメド君の臓器はイスラエル人に移植された。

イスマイルさんは、イスラエル人がパレスチナ自治区に侵略するように入ってくるの許せないという。特に東エルサレムでイスラエルが幅をきかせているのには、多くのパレスチナ人は納得できない、と。

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イスラエル人のドールさんは、パレスチナ人による自爆テロで家族を失った友だちや親戚をたくさんみてきた。
たくさんのテロに遭遇しているため、イスラエル政府が入植地の周りに壁をつくろうするのもわかるという。
ただ、ドールさん自身は賛成とも反対とも言えないという。

お互いに本音で語り合った。
ポンペイの遺跡では、一緒に食事をし、肩を抱き合い、とても仲良く過ごしていた。
だが、自分たちの国の問題となると考え方の相違がはっきりする。

しかし、どちらも希望を捨てていない。
何をおいても平和が大事ということについては、意見が一致した。

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船の上では、ピースボートならでは本気のディスカッションが行われた。
聴衆も部屋からあふれるほど。みんな世界の平和を気にしている。

2週間後に、イスラエルとパレスチナの和平交渉の第二ラウンドが始まる。
少しでも中身のある議論が再開されることを望む。

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