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2010年9月10日 (金)

ガウディの世界遺産

グエル公園は、海を見渡せる高台に築いた住宅地だった。
しかし、分譲された土地が高く、売れたのは1軒だけ。
一角にガウディが住んだという家が残っている。

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結局、公園として生まれ変わった。
ガウディは自然が好きだったため、木が植えられた。
タイルのベンチは圧巻である。直線はどこにもない。
列柱も、大きな波のうねりを意識している。

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タイルの装飾を見ながら、ふとウィーンの建築家フンデルト・バッサはガウディの影響を受けているのではないかと思った。

サグラダ・ファミリアのガウディの手がけた部分は、なんともすごい迫力である。
グエル公園も、とにかく見事。
天才が全力投球するとすごいことになる。

昼間、ガウディのカサ・バトリョとカサ・ミラを見たが、どうしても夜も見たいと思い、もう一度見に行った。
夜は、さらにガウディの意図が感じられる。

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カサ・バトリョは、海をイメージしたというが、まさに海面が月光を受け、乱反射しているようだ。
世界一長い窓、不思議な形をしたバルコニーがある。

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カサ・ミラは、ライトは一つもなかったが、山を意識したといわれるだけあり、山の荘厳な空気がのしかかってくるように感じた。
いたるところに使われた曲線は、風が流れるようだ。

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