迷宮のまちフェズ
世界遺産マラケシュの旧市街の壁に、へんな落書きのようなものを見つけた。
選挙用のポスターだという。
日本ではちょっと考えられない。
マラケシュから再びカサブランカに戻り、カサブランカから車で片道4時間かけてフェズへ向かった。
あわただしいが、見たいものがたくさんあるので仕方がない。
フェズの旧市街だ。
フェズの旧市街の入り口から、モスクが見えた。
スークでは、鶏やハトが売られていた。ハトは高級品だという。
ラクダの肉を売っている店もあった。
スークから横道に入ると、道は迷路。
道が狭いためにロバが荷物運びに利用されている。
なかには一人しか歩けない細い道もあるという。
迷わずに一人で歩くことなんてできそうにない。
人生も迷路。
道の先に何が待っているかわからない。
だから、おもしろい。
迷路のまちフェズは、時々刻々と光と影が変わり、これがまた美しい。
皮の染色職人のまちタンネリ。
珍しい風景だ。
この一帯も世界遺産である。
左側の木の皮を丸めたようなものは、ベルベル人が歯磨きに使っているものだという。
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