鎌田劇場へようこそ!(53)
「オカンの嫁入り」
泣いた、泣いた。
カマタがイチオシにした映画は、連続ヒット。
「セラフィーヌの庭」は大ヒットで上映が終わった。
婦人公論で往復書簡をしたウニー・ルコント監督の「冬の小鳥」も、満員御礼という幸先よいスタートだという。
そんななかで、カマタに観てほしいと、「オカンの嫁入り」のDVDが送られてきた。
電車で移動中にみた。
混んでいる電車で、空席なし。
隣の人を気にして、泣くまいと思ったがダメだった。
涙を拭きながらみた。
とにかくうまくできている。
手玉にとられるように、泣かされた。
大竹しのぶという女優はすごい。
宮崎あおいも好演。
かつてぼくの書いた『この国が好き』という絵本を、ある雑誌でほめてくれたことがある。
この映画では、セクハラを受けて電車に乗れなくなった女の子という、難しい役柄を演じている。
物語は、自由奔放で、自分勝手に生きているように見える母親が、いくつものあったかな仕掛けをしていくのだが、ここではいろいろ言わないことにする。
とにかく、泣ける映画。
泣いた後は、心が楽になる。
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