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2010年10月29日 (金)

朝活がブーム

以前、ニュースエブリィでも朝活のことを取り上げた。
朝4時半に起きて、家族が起きてくる前の1時間半、読書や勉強をしている女性を取材をした。
朝7時に築地で、朝食をとりながら、勉強会をしているグループもあった。
朝活をしている人は、想像以上に多い。

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ぼくは18歳から34年間、朝4時半に起き、朝の時間を有効に過ごしてきた。
ぼくが朝活をするきっかけとなったこと、そして、朝活によってぼく自身がどう変わったのかということを、11月に出版される『人は一瞬で変われる』(集英社)に書いている。

朝の時間をうまく活用するには、まずしっかり起きること。
起きさえすれば、やる気のドーパミンや、集中力を高めるノルアドレナリンが分泌される。
同時に脳の全体の調整をしてくれるセロトニンも、4時くらいから上がりだし、7~9時くらいまでにピークを迎える。

朝は、クリエイティブな仕事をし、メールチェックなどは昼以降で十分。
会社ならば、大事なことを決定する会議を朝行うと、いい議論、いい決定ができる。
大事なことは、できるだけ朝やったほうがいい。

記憶力を使うのにいい時間は、夕方。
感性の仕事や人脈作りは夜がいい。右脳が働き出す時間帯だからだ。

ぼくは院長になってすぐ改革を始めたが、朝7時半から幹部会というのがあり、その後、持ち場の朝礼で幹部が申し送りをする。これによって、朝決めたことが、550人の職員に伝わるといういい流れができた。
病院の玄関に立って、患者さんを「おはようございます」とお迎えすることも始めた。
2億円の赤字の病院は、黒字に転換し、そのまま55歳で退職するまで、細々とだが常に黒字を続けていた。
これも、朝活のおかげだと思っている。

写真は、岩次郎小屋から見た秋の雲

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