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2010年10月15日 (金)

ウエットな資本主義④

消費税論議をすべきである。
いつ上げるかという議論がそろそろ必要である。

消費税を2%上げると5兆6000億円、1%上げると2兆8000億円くらいが増収となる。
たとえば消費税1%上げたら、その分は医療や介護につぎこむのはどうだろう。
製薬会社は、この2年、厳しい薬価の切り下げで、新薬開発の研究をする余裕がなくなってきている。

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医療機器の開発にも一歩、遅れている。
ドラッグ・ラグというのがあるが、同じようにデバイス・ラグというのがある。
たとえば、糖尿病の安定的な治療のインスリンの持続注入ポンプは、血糖値を感知しながら、必要な分だけインスリンが注入されるというすぐれたポンプ。
これが、輸入すらできない。
こういう医療機器を、外国と一緒に共同開発して、治験できるようにすることも大事である。
医薬品、医療機器が成長産業になることは、経済的な側面だけでなく、医療の面で、国民の安心につながる。

介護ロボットや手術ロボットなど、日本が期待されている分野は多い。
こうした分野の研究を後押しし、その恩恵を国民があずかれるように、官民一体ですすめていくことが大事なのではないか。
研究費の補助や税金の減免、医薬品、医療機器の審査基準のスピード化、そして、それらを世界に売り出していくことが大事だと思う。

写真は、岩次郎小屋に咲く満開の秋明菊

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