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2010年10月26日 (火)

やっぱり唐組芝居はいい

唐十郎の芝居を見てきた。
「ふたりの女」と「姉とおとうと」という二本立てだ。
「ふたりの女」は、31年前に石橋蓮司と緑魔子のためにつくった芝居。
やっぱり、すごい。

Photo

唐十郎とは、『この道より道まわり道』(潮出版)で、おもしろい対談をさせてもらった。
言わずと知れた芥川賞作家だが、先月も韓国で大きな文学賞をもらっている。
韓国で日本人を表彰するというのはとてもめずらしい。

唐は、40年以上にわたって芝居を書き続けている。
書かない年はほとんどない。
しかも、芝居を演出し、自らも演じている。

今回の芝居では、唐の歌が聴ける。
韓国での受賞式のスピーチでも、唐は歌を歌ったという。

1本観て、ホテルに戻るつもりでいたが、唐さんから2本観ていけと言われて、2本観た。
その後、帰ろうとすると、唐さんがさびしそうな顔をした。
ついつい紅テントに残って、50人くらいの人たちと車座になり、夜11時くらいまで飲んだ。

大久保鷹が、ぼくの隣にやってきた。
状況劇場のころからの看板役者である。
四谷シモン、麿赤児などスターがたくさんいたころの異形の俳優だ。
存在感がすごい。
話をして、びっくりした。
今年8、9月とパレスチナで芝居をしてきたという。
ちょうど、ぼくがパレスチナを訪ねたときと同時期だ。
やはり、同じようにジェニンにも行ったという。

この秋の唐組46回公演は10月初めからスタートして、いよいよ最終コーナーを回った。
30、31日には、雑司が谷・鬼子母神の境内に特設された紅テントで上演される。

天才、唐十郎の芝居をぜひ、お見逃しなく。

詳しくは↓

http://homepage3.nifty.com/shibai/index.html

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