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2010年11月12日 (金)

沖縄の食文化

沖縄に行ってきた。

沖縄の長寿を支えているのは、豊かな食文化だと思う。
やせ地のなかで、多様な野菜を作り出している。
島豆腐は、豆腐ちゃんぶるだけでなく、たくさんの料理に使われている。
発酵させた豆腐ようは、大豆のチーズだ。

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豚やヤギなどの動物も上手に食べつくす。
ミミガーという、豚の耳の料理は、コリコリしてとてもおいしかった。

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沖縄のドクターたちと、沖縄の長寿の秘密について語り合った。
『ちょい太でだいじょうぶ』(集英社)で、長寿王国を誇ってきた沖縄が、男性の平均余命が26位に下がった「26ショック」のことを書いた。
ぼくはその原因として、野菜の消費量が少なくなったことをあげた。
沖縄のドクターにいわせると、沖縄には多様な野菜があるように見えるが、収穫量は少ない。
スーパーには本土からの野菜が並ぶが、値段が高いため、野菜の消費量が減っているのだという。

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もう一つの原因として、魚の消費量が下がったことをあげた。
これに関しても沖縄のドクターは、魚は豊富だが、どちらかというと白身の魚が多く、煮魚に適しているものが多いという。
刺身で食べるような魚は、少し北へあがったほうがいいようだ。

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野菜も、魚も、沖縄は豊富と思っていたが、実際にはハンデを抱えていることがわかった。
むしろ長寿王国沖縄の驚きは、そういうハンデを工夫で克服してきたことだと思う。

しかし、その食文化も、アメリカの食文化が入り、壊れかかっている。

写真は、ミミガー、豚の三枚肉がのる沖縄そば、もずくの天ぷら、もずくご飯

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