« 1%はだれかのために | トップページ | 久しぶりの快挙 »

2010年11月27日 (土)

鎌田實の一日一冊(87)

『ゆらしぃ島のスローライフ』(金丸弘美著、学習研究社)

突然、東京から徳之島に、奥さんと子ども連れて移住する著者のノンフィクションエッセイ。

移住の理由の一つは、子どもが東京の学校で、担任の教師とうまくいかなくなったこと。
奥さんのふるさと徳之島での生活をはじめた。

徳之島は長寿の島として有名だ。
島民同士の絆が深く、助け合いの心がある。
子どもの面倒見もいいといわれている。
ゆったりしていて、凝縮した生活がある。

Photo_5

こんな島でスローライフを実践しながら、食と環境の専門家である著者は世界中を飛び回っている。
なんとも、うらやましい生活だ。

唐仁原さんの絵がとてもいい。
唐仁原さんは、ぼくの絵本『雪とパイナップル』や、『それでもやっぱりがんばらない』でもお世話になった。

|

« 1%はだれかのために | トップページ | 久しぶりの快挙 »