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2010年12月27日 (月)

岩次郎生誕100年

今年は、読売新聞で「時代の証言者」という連載が行われた。
26回の大型連載のなかで、父・岩次郎のことを書いた回は特に反響があったという。
連載そのものも好評だったため、来年初夏には再編集して、一冊の本にしようと進行中である。
記者が、岩次郎のふるさと、青森にも取材に行き、岩次郎さんのことを知っている人を訪ねてあるいている。

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ぼくは岩次郎のことを「たいへん厳しい父親だった」と書いてきたが、取材をすればするほど、ぼくのことをどれほど愛していたかがわかってきた。

ぼくはこのごろ、あるべき日本人の姿について「強くて、あたたかくて、やさしい日本人」と口にするが、まさに岩次郎さんはその通りの人のように思えてきた。

うっかりしていたが、今年は岩次郎の生誕100年であることに気づいた。
津軽三味線の高橋竹山も、今年生誕100年。
ならば、岩次郎さんの葬儀のとき、すばらしい弔辞を述べてくれた原田泰治さんご夫妻をご招待して、ぼくら家族と一緒に夕食をともにしながら、ささやかな「岩次郎生誕100年祭」をやろうと思った。

場所は、蓼科の三井の森にある「みつ山」というおすし屋さん。
山の中のおすし屋さんとは思えないほど、おいしいおすしが食べられる。

原田泰治さんには、「ドクターカマちゃんのトマト寒天」のパッケージデザインをしてもらった。
来年1月9日に発売される。
泰治さんのお陰で、すばらしいパッケージになった。
そのお礼も兼ねての夕食会である。

写真は、岩次郎小屋から望む、雪の朝の青い空。

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