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2010年12月10日 (金)

鎌田劇場へようこそ!(59)

「ハーモニー 心をつなぐ歌」

実話から生まれた女子刑務所合唱団の物語。
泣きながら見た。
ひと泣きしてもう大丈夫と思うと、再びどっと大泣きさせられた。

Photo

主人公を演じるキム・ユンジンがすばらしい演技をしている。
ヘッドロックをした相手を死なせてしまった女子プロレスラーなど、周りの女優さんたちがみんな個性豊かで魅力的。
韓国の映画は怨恨を感じさせる映画が多く、ちょっと食傷気味だったが、この映画は違う。
ジメジメしていない映画。暗くない映画。
人間のすばらしさが見えてくる。
ドンデン返しもある。
楽しくて笑って泣ける映画である。これぞ映画だと思わせてくれる。

映画そのものを楽しみながら、死刑について考えさせられる。
死刑に関して、止めるべきと思ったり、最近のように凶悪犯罪が多いと死刑という刑罰が必要と思ったり、ぼく自身のなかでも考えが揺れている。
だが、この映画を見ると、死刑という刑が、本当に適当なんだろうかと考えさせられる。

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