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2010年12月 4日 (土)

尾道の新名物?

尾道市を講演のため訪ねた。
尾道市には、宮崎県延岡市と同じように地域医療を守る条例がある。
延岡市の条例は、医師不足のために地域医療が崩壊に瀕したためにつくられた。
尾道市は、病院も充実しており、開業医たちとの連携も密で、尾道方式の在宅ケアや在宅の看取りが充実している。
厳しい状況だが、救急医療もよその土地に比べればいいほうだ。
その豊かな地域医療を上手に使って、その人がその人らしく生きるためにどうしたらいいか、講演をした。

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尾道市の山間部には、公立みつぎ総合病院がある。地域包括ケアが日本で屈指の地域でもある。
都市部には、尾道市立市民病院やJA尾道総合病院などがあり、それらを中心にしながら、志の高い開業医が充実した地域医療を展開している。
農山村型のモデルと都市型のモデルが一つの市のなかに共存しているというのがおもしろい。
とても勉強になる。
みつぎ総合病院には山口先生というカリスマ医師が、尾道市の都市部には片山先生というすぐれた医師がいる。

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尾道は、朝ドラの「てっぱん」ブームでわく鉄板焼きや尾道ラーメンだけでなく、風景もきれいで、志賀直哉ゆかりの文学の香りのする町、映画の町でもある。
そして、新しいスタイルの地域医療が、新名物になるのかもしれない。

上の写真は、志賀直哉の旧居近くにある喫茶「帆雨亭」から望む海。
ここで、ぼくの本の大ファンだと、たいへんな歓迎を受けた。

真ん中と下の写真は、小津安二郎が「東京物語」を撮るときに泊まった竹村家という旅館。伝説の女優・原節子が泊まった部屋に泊まらせてもらった。

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