« 死者からの言葉 | トップページ | あけましておめでとうございます! »

2010年12月31日 (金)

日本再生の物語

Photo_3

  (撮影・前田真三氏。許可を得て転載しています)

2011年度の政府予算案が閣議決定した。
一般会計は、史上最大の92.4兆円。
新国債の発行は44兆円。
ばかげた話である。

麻生政権、鳩山政権、管政権と三代にわたって、べらぼうな予算案がつくられた。
3人とも国民にメッセージを発することができなかったため、どんなにお金をつぎ込んでも、日本の経済は明るい感じがしてこない。
お金をドブに捨てるようなものだ。
来年こそは、いい年になってほしいのだが・・・。

どんな政権になっても、再び自民党が政権をとっても、当面10年くらいは、磐石な政権とはならないだろう。
だからこそ、ぼくは応援していかなければならない。
強くて、あたたかくて、やさしい国をつくるには、物語を語ることが必要だと思っている。

2010年の最後のブログには『よくばらない』(PHP研究所)に載せた詩で、幕を閉じたいと思う。

物語をものがたる

物語が語られなくなった
物語は、夢や希望や勇気を与えてくれます
物語が語られなくなったから、
何度経済対策を打っても
この国の景気は動きません
冷たくなった国民の心があたたまっていないからです
この国のリーダーは
この国をどういう国にしたいのか
あたたかな物語を
語らなければなりません

会社の社長はどんな会社にするのか
ものがたらなければなりません
家庭も同じ
どんな家庭にしたいのか、みんなでものがたってみれば
不思議なほど家庭はあたたかくなります
自分の人生をものがたったり
自分の家庭をものがたったり
自分の会社をものがたったり
ものがたることでチェンジがおきるのです
夢と希望と生きる勇気を、きっと取り戻せると思います

丘を見つめてきました
丘には丘のあったかな物語がありました
だれも気がついていない物語がありました

               ◇

一年間、ブログを読んでくださって、ありがとうございます。
アクセス数が200万件に近づいています。

200万件目の人は、諏訪中央病院宛てに「ブログで200万件目です」と書いて手紙をいただければ、ぼくの本にサインをしてお送りしたいと思っています。
閲覧者カウンターにご注目ください。

|

« 死者からの言葉 | トップページ | あけましておめでとうございます! »