鞆の浦はまた雨だった
尾道で講演した後、ベラビスタ境が浜に泊まり、休養をとった。
ここの景色とホスピタリティーは本当にすばらしい。
海岸沿いにはカフェマリーナというすてきなカフェがある。
ぼくがはじめて泊まったときは、夜遅くホテルに着いた。
夕食をとっていないことを知ったカフェの女性が、シェフと相談して、サンドイッチを用意してくれた。そのホスピタリティーに感激し、このホテルが気に入ったのだった。
それ以来、何度か訪ねているが、久しぶりに再会した。
この日飲んだベトナムコーヒーもおいしかった。
その後、鞆の浦のまちを歩いた。
蔵を開けてみせてもらったが、何にも使われていないのは、もったいないなと思った。
喫茶店にもホールにもできそうだ。
街づくりを推進するNPOが運営する御舟宿いろはで昼ごはんを食べた。
ここは、龍馬が紀州藩と話し合いをした場所といわれているが、その建物が見事によみがえっている。
鞆の浦に来たからには、喫茶店セラーノに寄った。
ここからの景色は、本当にすばらしい。
ぼくが行ったときには、神戸から来た客や地元の客、なぜか包丁を砥ぎにきたおじさんなど、おもしろい客でにぎわっていた。
ここでは、鎌田の絵本『この国が好き』(マガジンハウス)をたくさん売ってくださったり、12/22の福山のコンサートのチケットを70枚も売ってくださったり、坂田明さんのCDを販売してくれくださっている。
自然や平和を守りながら、おいしいコーヒーをいれてくるセラーノ。
オーナーが、晴れたら鞆の浦を舟で一周してくれるという約束をしているが、いつも鞆の浦は雨。
今日も、鞆の浦は雨だった。
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