ポンペイ遺跡の危機
1/22の読売新聞に、ポンペイ遺跡が崩壊寸前という大きな記事が載っていた。
ポンペイ遺跡は、昨年9月に見に行ったばかりだった。
円形闘技場が、壁の崩壊があって見れなかった。
いたるところ崩壊していたので、気になっていたのだが・・・。
ポンペイは、紀元前7世紀から発展し、商業で栄えた町である。
紀元前7世紀といえば、日本ではまだ縄文時代の末期。
この時代にこれだけの町ができていたというから驚きである。
79年のベスビオ火山の噴火で埋もれた町は、現代に奇跡的に遺跡として残った。
その貴重な遺産が危機に瀕している。
少女買春疑惑で批判を浴びているベルルスコーニ首相が、遺跡保存に必要な予算を約20億ユーロから14億ユーロに減らし、かつて76人いた職員を4人にしたという。
奇跡の遺跡が、指導者の感性のなさにより崩壊寸前というのはなんとも悔しいことである。
やっぱり、リーダーの能力や感性というのは大切だ。
この10年、日本にも碌なリーダーがいない。
日本を崩壊させたくないなあ。
写真は、昨年9月に訪ねたポンペイ遺跡。遠くにベスビオ火山が見える
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