アルパカの帽子
ペルーのクスコに着いた。
クスコは、3400~4000メートル近くの高原都市。
インカ帝国の首都であった。
16世紀、スペイン艦隊によって陥落した。
1000万人の人口があり、堅固な石組みの城塞を持ちながら、たった数十名のスペイン兵に敗れた。
敗因は、インカ帝国が南北で争っていたこと、鉄をもっていないかったこと、などがあげられる。
何よりも、戦う体制がとれていなかった。
夜は戦わないという習慣があったという。
夜陰に乗じたスペイン軍により、堅牢なサクサイワマン城塞はあっという間にのっとられたのである。
なんともドジな話だが、このドジさがインカのいいところであろう。
クスコで、アルパカのセーターと帽子を買った。
アルパカの帽子がえらく気に入った。
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