出会いが醍醐味
84歳の山口さんという方とお会いした。
ピースボートには9回、乗っているという。
世界一周の旅の反対周りを、はじめて楽しんでいるという。
何かいちばん楽しかったか?
ぼくがそう聞くと、
「いたるところにおもしろいことあり。
いちばんおもしろいのは、予測しかなったことが起こること。それが旅の醍醐味」と答えた。
船にはおもしろい人が乗っている。
『火宅の人』を書いた檀一雄の知人という人。
太宰治や坂口安吾とともに無頼派とよばれた作家である。
バーでピアノを聞きながら、一緒におしゃべりをするのも、船旅のいいところだ。
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