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2011年2月 2日 (水)

ガンバレ宮崎②

宮崎県延岡市は、日本ではじめて地域医療を守る条例をつくった町だ。
平成15年から消化器内科、神経内科、眼科、精神科、麻酔科などの医師の退職が相次いだ。
その後も医師不足が続き、平成20年には厳しい状態に陥った。

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そこで条例をつくり、自分たちの命を守る地域医療を、市民たちが自分たちで守ろうとしはじめた。
深夜のコンビニ受診などを市民自らが戒めながら、市民と医師会と病院の医師たちが協力しあって、地域医療の崩壊を防ごうとしている。

条例のなかで、健康長寿を目指すという目標も掲げている。
その目標達成のために、「めざせ天下一健康長寿 延岡」という行動計画書がつくられた。
一に運動、二に食事、三に健診受診をすすめている。

その発足会に呼ばれた。
1300人の会場はあふれて、しかも、入れない市民もたくさんいたという。

医師不足は全国的な問題だ。
問題解決には時間がかかるかもしれないが、市民が一体となっているところがいい。
条例をつくったことで、行動に移しやすい。

尾道もまた別のスタイルで地域医療を守る条例をつくっている。
それぞれが個性的でパワフルである。

日本の抱えるピンチを、チャンスに変えようと必死になっている。
期待できると思う。

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