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2011年4月28日 (木)

CFW

以前もちょっと書いたが、キャッシュ・フォー・ワークに挑戦しようと検討している。

救援活動として、まずはあたたかい食べ物、そして、あたたかいお風呂を提供してきた。震災初期では、命を救い、たいへんなストレスを受けている方々の健康状態を整えていくことが重要になる。
その次は、洗濯ができるようにするなど、きめ細かい視点で生活を支えていくことが求められる。

もう一つ大事なのは、雇用である。
被災した人たちが元気になっていく一つのきっかけは、仕事だと思う。
「働きたい」という人はとても多い。

Photo_3

いままでは、被災地にボランティアを送ることぱかり考えてきた。
しかし、被災した人たちが仕事を持つことができれば、避難所から出て行く人も多くなっていく。
将来の見通しもつき、希望をもつこともできる。
仕事というのは、大事な局面なのだ。

被災者雇用創出事業「キャッシュ・フォー・ワーク」(CFW)。
JIM-NETの千人風呂プロジェクトの「希望の湯」では、大型のボイラーを使っている。
被災した人のなかで、ボイラーマンの経験がある人に、低額の報酬ではあるが、仕事としてかかわってもらえないかと検討を始めた。

石巻の造船会社は、津波で流され、当面仕事がないという。
ボイラーのことも熟知しているというので、さっそく話し合いを始めている。

あたたかいお風呂はたいへん喜ばれているが、長期になりはじめ、新たな支援のあり方の検討が必要になっていると思う。
CFW、大事な視点だと思う。

写真は、湊小学校に設営した「希望の湯」の女湯。安全性を考え、あえて人通りの多いところに設置。二重のテントをはり、中の様子がわからないように配慮している

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