花博や夜市を観光
バリアフリーツアー「ドリームフェスティバルin台湾」には、障害をもつ人たち38人が参加。
トラベルサポーターの応援を得て、花博や故宮を観光したり、夜市の屋台のラーメンを食べたり、アクティブな一日を過ごした。
詩人の今井君はもうすぐ詩集を出そうというとき、誤嚥性肺炎になった。
昨年秋から入院していたが、この旅に参加することを目標にして、必死によくなった。
お母さんと妹さんがサポートについている。
肺炎の間、筋力が低下し、トーキングボードも触れなくなった。
トーキングボードは詩を書くときの大事なキーボード。
今井君のなかには、すばらしい世界があることをぼくは知っているが、そのすばらしい感性を表現する方法が失われている。
ぼくと会話するときも、はい、いいえ、と指でサインを出していたが、それもできなくなった。
この旅をきっかけにして、今井君が元気になることを願っている。
彼が詩集を出すときには、ぼくは応援したいと思っている。
91歳のおばあちゃんが、車椅子で参加してくれた。
女学校のころ台湾で生活していたということだ。
七十数年ぶりの訪問だという。
町のなかを、ぼくたち車椅子の一行が通ると、台湾の人はあまり見かけない光景なのか、ちょっと驚いた様子をみせる。
でも、あたたかいまなざしを向けてくれている。
写真は、台湾の古い市場
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