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2011年4月18日 (月)

千人風呂プロジェクト~雇用のチャンス?

本日の「希望の湯」はシャワーの故障の修理と、お風呂の廃水をどう流すかで苦労している。
1トン以内の廃水ならば、ハセヤンが作ってくれたポンプで湊小学校の屋上にくみ上げ、トイレの水として使うという、一石二鳥のプランも実現できるかもしれない。
だが、1トン以上だと難しい。
入浴の希望者が増えたとき、それに対応できない心配がでてきた。

Photo

東北大学の学生がしばらくの間、2人ずつ交代で応援で入ってくれることになった。
神宮寺の高橋卓志さんも、明日、石巻市に入る。

JIM-NETの佐藤事務局長が1週間ほど東北を離れることになった。
イラクのアルビルに常駐する新しいスタッフが入ったので、連携している方たちに紹介するためにイラクへ飛ぶことになった。
その間、JIM-NETの一員である西村さんが急遽、アラブから帰国し、「希望の湯」の担当になってくれた。

西村さんを中心に、新しいプランを検討しはじめている。
千人風呂プロジェクトを運営していくために、仕事として、避難所にいる人たちを雇用できないか、ということだ。
たくさんのボランティアが支援するスタイルも大事だが、被災した人たちに雇用のチャンスが広がることも大事だと思う。
避難所にずっといるよりも、仕事があるほうが精神衛生はよいのではないか。
そんな議論をはじめたところだ。

多様な取り組みをしながら、千人風呂プロジェクトを進めていきたいと思う。

写真は、16日の火入れ式の様子。「希望の湯」開湯のためスタッフはほとんど徹夜の作業。
ボイラーに薪がくべられると、教室の窓から拍手がわきおこった。

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