原村へ、一時休暇に
南三陸町では、日本社会福祉士会が開く福祉相談、介護相談のコーナーが設けられていた。
全国から来た社会福祉士が常時4人、交代で相談に応じている。
ぼくが会った人は、新潟から来たという。
被災地を歩いていて、「新潟から(支援に)来た」という人によく会う。
新潟は、新潟中越地震、新潟中越沖地震と被災経験があるので、被災した人の力になりたいという思いがあるのかもしれない。
茅野市の林先生から頼まれていたことを、宮城県災害医療コーディネーターで、南三陸町医療統括本部の責任者である西澤先生や地域包括支援センターの西木部さんに伝えた。
長野県の原村では、被災した人を受け入れる準備があるということだ。
長期的な移住はもちろん、短期的なリフレッシュ休暇としても利用してもらいたい。
南三陸町にかぎらず、被災地の役場の職員たちは、自らも被災者であるのにもかかわらず、町民のためにほとんど休みなく働いている。
震災から1ヶ月半たち、体力的にも精神的にも、限界に達していると思う。
これからも町のために働いてもらうには、一週間ほど休暇をとって、心身をリフレッシュしてもらうことが必要なのではないか。
そのときのリフレッシュ休暇に、原村を利用してもらいたい。
西澤先生は、とてもいい話だと喜んでくれた。
実際は、休暇をとる余裕はなさそうだが、原村はいつでもあたたかく歓迎するという。
写真は、気仙沼の漁港に打ち上げられたマグロ漁船。
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