鎌田劇場へようこそ!(74)
「4月の涙」
フィンランド内戦の末期に、敵同士として出会った男女の物語。
男は女性兵士が乱暴され、裁判もなく殺されていくのをしのびなく思い、裁判にかけようと命賭けで女性を守る。
裁判所へと向かう小船が転覆し、離島で過ごすうちに、男と女は惹かれあうようになる。
女は信念を貫こうとする。
男はただ愛することを選ぶ。
男は自分の命を投げ出してでも、女を守ろうとする。
男のやさしさと、女の強さがあらわれたおもしろい映画である。
3人の役者がいい。
恋に落ちる男優と女優がとてもすばらしい。
不気味な裁判長を演じる俳優も存在感がある。
3人ともいろんなところで賞をもらっているようだ。
愛するということは、たいへんだけど、かっこいいものだと感じさせてくれる。
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