賢い電力の使い方
オフィスの電力使用量は空調が4割、照明とパソコンが2割といわれている。
このうち照明については、消費電力の少ないLEDにできるだけ切り換えていくべきである。
東芝やパナソニックは供給を拡大し、リコーもLED照明に参戦するという。
夜間電力から内蔵バッテリーに充電し、午後のピーク時のパソコンを動かす電力にあてるという方法もある。
スマートグリッドについては、日本はこれまでも十分やってきたと思うが、さらに日本流のスマートグリッドを開発し、ITで電力供給をコントロールできるようにしていくことが大事だと思う。
ただし、節電や自粛がいきすぎると、経済が停滞しないか心配だ。
むしろ、大停電を起こさない、ぎりぎりのところまで電気を使い、経済を活発にし、社会を明るくしていく必要があるのではないか。
単に、我慢するということではなく、上手な電力の使い方が必要だと思う。
政府も東京電力も、あまり節電、節電と言わないほうがいい。
5、6月は電力需給の状況からみて、むしろ町を明るくしたほうがいい。
そして、夏の電力消費がピークになる7月になってから、2~3週間、町の電気を暗くするなど、節電を徹底すればいいのではないか。
臨機応変にコントロールすること。
きめ細かく、アクセルとブレーキを踏み分けることができる、そういう日本流のやり方をしていけばいいと思う。
写真は、チューリップが初夏の風に揺れる、諏訪中央病院の庭
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