外国人ボランティアからの発信
千人風呂プロジェクトの永厳寺の「不動の湯」は、住民自治が成長しはじめたり、西本願寺系の住職が交代で応援にきたり、パワーアップしている。
湊小学校の「希望の湯」も、一日180~200人の利用者があり、「マモンスお風呂」として好評だ。
JIM-NETでは、お風呂の撤収の時期を考えていたが、住民からもっと続けてほしいとラブコールがあり、理事会と相談しながら、今後のことを考えていきたいと思う。
理事会は6月初旬、イラク支援との両立をどう図っていくかが課題だ。
たいへんではあるが、たくさんの支援者の期待を裏切らないように、東北を支えながら、世界にも目を向けていきたいと思う。
千人風呂プロジェクトで、頼もしい応援をしてくれているのがピースボートだ。
ピースボートのスタッフは、石巻の専修大学の校庭に2ヶ月、寝泊りしながら、全国のボランティアを受け入れて、仕事を斡旋している。
多くは、どろかきなどの重労働をしているが、ぼくたちのお風呂も応援してもらっている。
共同代表の吉岡さんも、ときどき来て、どろかきをしているという。
ピースボートのすごいところは、外国人のボランティアをコーディネートできることだ。
ピースボートには通訳ができる人たちが多い。
5/5付の読売新聞によると、今まで欧米を中心にした5ヶ国、約140人の外国人が被災地でガレキ撤去や炊き出しに汗を流したという。
吉岡代表は、「日本に不安を感じている外国人も、同朋が被災地から発信した生の情報に接すれば安心するはず。正しい情報を波及させるためにもできるかぎり外国人ボランティアを派遣したい」と答えている。
外国人が自ら経験したことを母国に発信してくれることはとてもいいことだと思う。
こういう情報が、日本全体を覆う風評被害を止めることにつながる。
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