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2011年5月25日 (水)

福島での首脳会談

日中韓首脳会談が無事、終わった。
このブログで、中韓の首脳が東北に入るということを歓迎すると書いたが、そのとおりになりよかったと思う。
特に、3首脳が福島に入ったことは、評価してよい。

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被災者にしてみれば、パフォーマンスだという批判はあるだろうが、東北の風評被害を吹き飛ばす効果はあると思う。
今後は、中国や韓国からの観光客も増えていくだろう。
来てみれば、現状がわかる。
あとは、口コミで広がっていくはず。
日本の野菜や魚、電気製品や部品も売れるようになると思う。

何をしても批判はあると思うが、批判だけでいい国になるとは思えない。
少しでもいいところがあれば評価し、立て直していく必要がある。

中国の温家宝首相は当初、女川に入りたいという気持ちがあったという。
水産会社の社長が、中国の研修生を高台の安全なところに避難させ、津波から命を守った。
その後、社長自身は会社を見にもどり、津波に飲まれて亡くなった。
この社長の行為が、中国ではたいへんな評判になっている。
その女川に首相が行きたいと述べたことは評価していい。
中国はときどき子どもっぽいことをするが、今回のことに関しては、お礼を言うべきだと思う。

韓国の李明博大統領は、ずっと大人の対応をしているように思う。
昨年の秋、中国と日本が関係悪化したときも、李大統領は日中の関係を改善させるように取り計らってくれたような感覚があった。

強い国日本になるために、他国に負けないように外交をしっかりすることは大事だが、同時に信頼関係をあつくし、フレンドリーな関係を築いていくことは大事だと思う。

一歩前進、評価したい。

写真は、初夏の花が咲く諏訪中央病院の庭

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