多様な医師のサポート
今、南相馬に救援活動に入っているのは、諏訪中央病院の2人の医師、老人保健施設の施設長の村田先生、皮膚科の医師、看護師、薬剤師である。
南相馬市立総合病院で当直をしたり、避難所の巡回診療を担当している。
南相馬にもどってくる人たちが多くなり、4つの避難所では人が増えている。
今回、救援に行っている村田先生は、ぼくの大学の3年先輩。
麻酔や外科をやってきたので救急医療に強い。
しかも、現在、老人医療にたずさわっているので、避難所の高齢者の状態も把握しやすい。
いくつも大きな病院の院長をしてきたので、マネジメント能力も傑出している。
こういう経験をもつ医師が入ると、地域でどんな医療が必要なのか新たな視点が見えてくる。
皮膚科の医師が救援に参加するのも、はじめて。
前回のメンバーには、整形外科医が参加した。
地域医療には総合医療の医師が力を発揮しやすいが、専門医がいくと、今までとは違う新しい支援がみえてくる。
多様な医師がサポートに回ることは、今も避難所で暮らす人たちにとって朗報である。
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お知らせ
5/4は、「福祉ネットワーク」(NHK教育、20.0~)にスタジオ出演します。
「東日本大震災 “追いつめられる”高齢者」というテーマで、石巻や南相馬のことがレポートされます。
5/3~5は、「鎌田實 いのちの対話」(NHKラジオ第一、11.05~)が3回に分けて、放送されます。
先日、長崎県島原市で公開収録したものですが、国会中継で放送できませんでした。
テーマは「いのちの絵本」。とってもいい内容です。
絵本作家の長谷川義史さんは、ウクレレで自分のお父さんの歌を披露しました↓
当日は、ぼくにとってうれしい再会も。
5年来のつきあいの大樹君は、お父さんはと聞かれて「男」、お母さんはと聞かれて「大好き」と答えた、やさしい男の子。会場に、大好きなお母さんと来てくれました↓
最終日の5日は、鎌田がスタジオ生出演し、メールやファクスにお答えします。
ぜひ、お便りをお寄せください。
5/5は、「ニュースエブリィ」(日本テレビ系、16.53~)にコメンテーターとして出演。
5/7は、毎日新聞に、カマタの連載「さあ、これからだ」の第三回が掲載されます。
ぜひ、ご覧ください。
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