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2011年5月29日 (日)

イブラヒム先生から

イラクの中でも、戦争で大きな傷を負い、テロで荒れたバスラ。
その都市の小児がんや白血病の子どもたちを支えてきたイブラヒム先生からあたたかなメッセージが届いた。

イブラヒム先生は、院内学級で子どもたちの先生をしている。
JIM-NETの正式スタッフであり、ぼくは親友だと思っている。
ぼくは、この男のことを、多くのエッセイに書いてきた。
『なげださない』(集英社)にも、彼が大活躍する様子を書いた。

数学の先生で頭がいい。
でも、どこかドジで憎めない。
メチャクチャやさしいのである。
この男がいるだけでイラクが大好きになってしまうくらい。
人間ていいなと思わせてくれる。

そのイブラヒムのあたたかなメッセージを読んでください。

http://www.jim-net.net/news/report/2011/05/post-229.php

イラクの大使館の人たちが石巻に入り、現状を見てくれた。
イラク国内でも、いつも応援してもらっている日本にお返ししたいとイラク政府に訴える動きがあると聞いた。

世界中があたたかくなるといい。
時間はかかるかもしれないが、戦争がなくなり、劣化ウラン弾のような危険な武器がなくなり、いつか原子力発電もなくなる日が来るといいなと思う。

時間はかかるかもしれないが、あたたかさが日本を救い、あたたかさが世界を変えると信じている。

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