原発事故267
少しだけいい話。
2号機の使用済み燃料プールで、循環冷却機能が回復した。
温度を下げることができれば、建屋内での今後の作業がすすみやすくなる。
燃料用プールの冷却はおそらく1~4号機まで成功するだろう。
しかし、一番の課題は原子炉の冷却。
水を注入して冷却するだけでは、汚染水の処理に困る。
汚染水をもう一度使いなおす閉鎖式のサイクルで冷却しないかぎり、問題解決にはならない。
ひびが入った圧力容器や格納容器で、閉鎖的な循環冷却に成功するかどうか。これは実に難題である。
IMDの国際競争力ランキングの評価では、熟年労働者の技術に関しては、日本は世界で6位。
なんとか早く原子炉の循環冷却に成功し、放射能漏れの状況を収束しなければならない。
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