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2011年6月23日 (木)

原発事故276

福島の山林の汚染調査を、独立行政法人森林総合研究所が行うという。
チェルノブイリの周辺の林は25年経った今も、セシウムの高汚染が続いている。
林はなかなかきれいにならない。
そこで採れたキノコや山菜も当然、汚染が心配される。

Img_4028 放射線量を測定するカマタ

福島県でのキノコや山菜に関しては、当面、丁寧に検査したうえで、慎重に市場に出すことを許可したほうがいい。
特にキノコに関しては数年単位で、注意しないといけない。

飯舘村の境にある南相馬市の大原地区に行ったとき、キノコのことを聞かれた。
マツタケ採りの名人のようだ。
「数年は採らないほうがいいのでは」と言ったら、えらくがっかりしていた。

汚染調査をし、その数字を見ると多くの人は納得できる。
しかし、数字を知らないと、ついついキノコや山菜を採ってきて、知らないうちに市場に出してしまう心配がある。

そのためにもまず、放射線量の調査をすることが大切だ。
被曝に十分注意しながら、山林を調査してもらいたい。

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