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2011年6月24日 (金)

原発事故277

福島市は市内の小中学生、幼稚園、保育園の子どもたち3万4000人に、バッジ型の積算線量計を配り、9月から3ヶ月間、被曝線量を測定することを決めた。
伊達市では子ども8000人に、川俣町では子ども1700人に線量計を配布し、同じようなことを行うという。

Img_4032 原発から33キロ地点にできた仮設の幼稚園

一ヶ月の積算被曝量が推計できることは一歩前進である。
積算計では、放射線量の全体を把握するのに役立つ。
一日単位で測定し、「昨日は高かった」「今日は少し低かった」と、一喜一憂するのは精神衛生上よいこととはいえない。

悔しいし、悲しいし、なさけないど、重大な原発事故が起きてしまった以上、少しでも福島県民の命や健康を守ることを考えなければならない。
特に子どもに関しては、0.1マイクロシーベルトでも被曝を下げる努力をすべきだと思う。

JCFは、支援者の応援を得て、南相馬市や二本松、飯舘村の子ども50人に積算線量計を配布した。
このことが、一つの大きなきっかけをつくったと思う。

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