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2011年6月 4日 (土)

スイスの仲間と不思議な縁

ジュネーブの中条さんのグループから、JCFに65万円のご寄付をいただいた。
今までにも、バザーをしていただいたり、あたたかな応援をいただいてきた。

以前、そのお礼に、ぼくと神谷事務局長がジュネーブで講演をしたが、そのときもホームパーティを開いて、応援してくれたのを今でも鮮明に覚えている。

そのホームパーティーは、ぼくにとって忘れられないものとなった。
そのときぼくは、パレスチナの12歳の少年がイスラエル兵に殺され、少年の心臓がイスラエルの12歳の少女に移植されたという話をした。
すると、ジュネーブの方々が、殺された少年の父親や、臓器移植を受けた少女の家族のことを調べてくれたのである。
それがきっかけとなり、ぼくは昨年、少年の心臓が結びつけた二つの家族に会いに、パレスチナとイスラエルを訪ねることができた。

今年8月には、パレスチナから、殺された少年の父親イスマイルさんをお呼びして、講演会をしようと思っている。
同時に、この命のリレーの話を絵本にしようと準備をすすめている。
瀬戸内寂聴さんにも帯を書いていただいた。
ピーター・バラカンさんにも英訳してもらった。
できたら、イスラエルの子どもや若いお母さんに読んでもらいたいと思っている。

恨みは何も生まない。
世界を救うのはあたたかさだと信じている。

困難のなかで日本を建て直しながら、地球環境をどう守るか、世界の平和をどうつくるか、同時進行的に大きな課題を解決していけなければならない。

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