知恵を集めて土壌改良を
週刊朝日6/10号で、飯舘村の畜産農家や特別養護老人ホームを訪ねたときの様子を紹介している。
「お年寄りと牛の涙」
そこには不条理があった。
なんにも悪いことをしていないのに、風と雨と里山の小さな高低差のために、たくさんの放射性物質が降りつもってしまった。
どうにかして、この土地をきれいな状態に戻すことを考える必要がある。
原子力に詳しい専門家、放射能を食べてくれるというロドコッカスなどに詳しい生物学者、土壌改良に詳しい専門家・・・いろんな人の知恵を集めながら、やれることからやったらいいと思う。
土地を汚れた畜産農家は、しばらく仕事を続けられない。
その人たちをどう支えるか。
たとえば、土壌改良するとき、その土地の農家の人を雇う形で給与を払い、専門家集団からサポートを受けながら、土地をきれいにするために働いてもらうというのはどうか。
農家の人の生活も支えることができるし、その土地を再生していく希望ができる。
キャッシュ・フォー・ワークという考え方だ。
その土地を守ることができれば、地域で生活してきた人たちの絆も守ることができるのではない。
夢のような話だが、こういう土壌改良プロジェクトに取り組むNPOがたくさんできたらいい。
手ごたえがありそうならば、政府が効果があった土壌改良の方法を全村的に展開していけばいいのではないか。
下の写真は、飯舘村の畜産農家
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