沖縄本島の南側に「浜辺の茶屋」という有名なカフェがある。
ここに座ってしばらく、海を見たり、本を読んだり。
台風で海がしけている。
雨も吹き込んできたが、窓を開け放った。
じっと海をみていると、海にとけていくような感じがする。
水平線をみていると、何かがみえてくる。
ランボーは、「永遠」と書いた。
ランボーの詩は、青春時代に見た映画をフラッシュバックさせる。
ジャン=リュック・ゴダールの「気狂いピエロ」の主人公も、最後は海を見ながら、何かが見えたような気になった。
こんな感覚は久しぶりだ。
心と体に、沖縄の海がしみこんでくる。