手紙
アトランタに住んでいる日本人の方からメールをいただいた。
元CNNリポーターのキャサリン・コックさんが、日本の被災者を救おうとあたたかな手紙を送るプロジェクトを開始。
たくさんの、感動的な手紙が集まっているという。
それを、翻訳ボランティア190人が、日本語にしてくれている。
ぼくは、6月10日、南相馬市の原二中で、慰問講演をする。
ぼくの命の講演だけでなく、サプライズゲストもかけつけてくれる予定。
そのときに手紙プロジェクトの趣旨を説明して、参加者に渡したらどうかと、南相馬で支援活動をしている高橋さんが、いいサジェスチョンをくれた。
英文と日本文があるならば、日本の中高校生は喜んでくれるのではないか。
もしかしたら、被災した日本の学生と、手紙をくれたアメリカ人と交流がはじまるかもしれない、なんて夢が広がる。
今回、アメリカ軍は被災地で命がけの活動をしてくれた。
20キロ圏内に入り、遺体捜索もしてくれた。
原発事故への対応も、おしみなく協力してくれている。
被災地では多くの人たちが、アメリカに感謝していると思う。
いろんな考えの人がいるが、仲良くなって悪いことはない。
愚痴や憎しみ、批判は何も生み出さない。
今、ぼくたちの国では、愚痴や批判が横行している。
憎しみも横行している。
今回の震災を機に、日本は強くて、あたたかくて、やさしい国へ舵を切るべきだ。
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